マット植物の主な取り扱い品種です。
環境に応じた品種を植えると管理し易く、手入れも楽になります。
ヒメイワダレソウ Lippia canescens
《宿根草》
分類:クマツズラ科 フィラ属
原産:ペルー
環境:日なた
草丈:3~8㎝
栽培メモ:耐寒性・耐暑性があり、這い性です。
成長が早く、6月~9月ごろまで淡いピンク色の小さい花を咲かせます。
花柄が目立ってきたら軽く切り戻すと、良いでしょう。ランナーで殖えますが伸び過ぎた時も切り戻すと株が引き締まってきます。
タイム・ロンギカウリス Tymus longicaulis
《耐寒性常緑低木》
分類:シソ科 ティムス属
原産:欧州北部
環境:日なた
草丈:5~10㎝
栽培メモ:耐寒性・耐暑性があり、匍匐性です。
成長が早く4月ごろピンク色の小さい花を咲かせます。開花後に早めに刈り込むと梅雨時期の蒸れを防ぐと共に新芽が出て綺麗に匍匐して病気も防げます。
また、葉が少なく土が見えてきた時も同様に刈り込むと良い新芽が成長します。
エリゲロン Erigeron karvinskianus
《耐寒性宿根草》
分類:キク科 エリゲロン属
原産:中米
環境:日なた
草丈:10~20㎝
栽培メモ:耐寒性・耐暑性があり、開花期が4月~11月ごろと長いのが特徴です。花びらが細く、小さなマーガレットの様なうすいピンク色の花が可愛い品種です。開花後、花数が減ってきたらピンチする事で再生します。追肥も忘れずに行うと良いでしょう。
シバザクラ・ダニエルクッション
Phlox subulata 'McDaniel's Cushion'
《常緑多年草》
分類:ハナシノブ科 フロックス属
原産:北アメリカ東部
環境:日なた
草丈:5~10㎝
栽培メモ:剛健な品種で耐寒性・耐暑性があり、乾燥にも強く芝生の代用品としても使われます。
ダニエルクッションは4月ごろに咲く大輪で鮮やかなピンク色の花が特徴です。葉が硬く松葉の様にしっかりしていて密に匍匐します。
梅雨時期の株の蒸れに注意。 花後は軽く刈り込みます。
タマリュウ Ophiopgon japonicus
《耐寒性常緑種》
分類:ユリ科 ジャノヒゲ属
原産:日本~中国
環境:日なた~日陰
樹高:4~6㎝
栽培メモ:耐寒性・耐陰性に強く、常緑で害虫・病気にも強いのが特徴です。刈り込みや剪定の必要が無く手入れが簡単です。花は目立ちませんが、冬になると葉の下に小さい青い実を付けます。真夏の直射日光に当たると、葉色が白っぽく焼けてしまうので注意が必要です。
同品種:リュウノヒゲは葉が長く20~30cmどになります。
リュウノヒゲOphiopogon japonicus Dwarf lilyturf 《耐寒性常緑種》
分類:ユリ科 ジャノヒゲ属
原産:日本~中国
環境:日なた~日陰
樹高:10~30㎝
栽培メモ:耐寒性・耐陰性に強く、常緑で害虫・病気にも強いのが特徴です。
基本的にはタマリュウと同様の育て方です。
春に1度刈り込むと新芽が生えそろって綺麗になりますが、そのままでも大丈夫です。
ワイヤープランツ
Muehienbeckia (axillaris)
《匍匐性常緑低木》
分類:タデ科 ミュウレンベッキア属
原産:ニュージーランド
環境:日なた~半日陰
樹高:10~15㎝
栽培メモ:赤茶色の細い茎に光沢があり、針金に似ていることからワイヤープランツと名がつきました。
耐陰性もあり半耐寒性で、暖地では越冬しますが0℃位で落葉してきます。生育期には水を切らさない様に注意しましょう。枝が伸びすぎたら刈り込むと新芽が出で匍匐します。花は目立たなく、小さな黄緑色の花が咲き、その後ジェル状の実の中心に種が付きます。
ローズマリー Rosmarinus spp.
《耐寒性常緑低木》
分類:シソ科 マンネンロウ属
原産:地中海沿岸
環境:日なた
草丈:30~40㎝
栽培メモ:耐寒性があり、乾燥気味に管理する。
枝が伸びて乱れた時や、梅雨時期には切り戻したり枝を間引いたりして形を整えて風通しを良くします。
耐寒性ですが寒冷地では冬越しが上手くいかない事もあります。秋~春に、うすいブルーの小さな花がさき代表的なハーブなので葉の香りも楽しめます。
マット植物は匍匐性種で生産 しています。
ロニセラ ニティダ Lonicera nitida
《耐寒性常緑低木》
分類:スイカズラ科 スイカズラ属
原産:中国
環境:日なた~半日陰
草丈:20~40㎝
栽培メモ:耐寒性・耐暑性があり非常に丈夫です。
成長が良く、枝がアーチ状に伸び三角の葉が密生し、
刈り込む事で密になります。
低潅木の為ボーダーの植え込みにも最適です。
白く小さな花が咲きますが、葉に隠れて目立たない為気が付かないでしょう。