マットプランツを施工するうえでの設備や費用・施工所要時間など
実際の施工例でご紹介しています。
屋上緑化の仕組みの一例ですが、参考にしてご検討下さい。
施工するにあったって、まず気になるのは基盤設備。
屋上に植物を植えつけるとなると、その設備にも気を遣わなくてはいけません。
植物を維持管理する上で大切な植物にとっての良い環境作り。
屋上緑化の際に重要とされる荷重面から考えても最適な基盤として
この基盤を推奨しています。
マット植物を屋上に植えるには建物に防水対策や耐久性が十分に考慮されているかを確認したうえで、下記の基盤などを使用して施工して下さい。
●防根シート
植物の根から基盤を守ります。
●発泡スチロール製保水排水基盤
植物に適量の水を送り排水する為の基盤。
●養生シート
水や植物の根からコンクリートの劣化を防ぐシート。
工場の屋根緑化です。
屋根がトタンだった為、夏の暑さ対策としての緑化です。
基礎工事を含め完成まで、約5時間です。
マットプランツは軽量で運搬が容易なので作業性が良く短時間での
施工が可能です。
屋上緑化の施工で、基盤を使用した場合の費用の目安としては・・・。
1㎡当たり 約3万円です。
(但し、潅水設備は含まれていません!別途ご相談ください。)
*潅水設備と基盤の資料が必要でしたらお気軽にお問い合わせ下さい。
郵送致します。
実際の施工例をもとに詳しい施工の手順を紹介していきます。
ここでは工場事務所棟の屋上緑化を紹介します。
施工費・作業時間等を参考にご検討下さい。
潅水設備を完備した屋根緑化です。
潅水設備は1㎡辺り約2000が目安です。
事務所棟の屋上緑化
面 積 約30㎡
マ ッ ト 数 使 用 品 種
☆タイム・ロンギカウリス 288マット
☆ナデシコライオンロック 36マット
☆タマリュウ 144マット
作 業 時 間 人 数 5時間 5名
施 工 費 約50万円
潅水設備 要別途
屋根の緑化したい部分にベースを
作ります。
折板屋根の為平らな緑化ベースを設置しました。土流出防止用の木枠も付けます。
ベースの上に水遣りの為のスプリンクラーを2個設置します。
ベースの上に
白い養生シートを敷きます。
この養生シートは、この上に作られる防水層を保護する役割がある重要なシートです。
養生シートの上に発泡スチロール製の保水排水盤をはめ込んでいきます。
この基盤により余剰水を急速に
排水し貯水もできる貯排水が可能になります。発泡スチロール製の為とても軽くて丈夫です。
次に黒い防根シートを敷いていきす。
このシートは土壌の流出防止及び植物の根の侵入を抑える為のシートです。
透水能力に優れ薄くて強い素材です。
これで、基礎工事終了です。
基礎基盤の上に軽く盛り土をしていきます。
培養土をいれる事で植物の根の活着を促す事が出来ます。
3種類の基盤を敷詰める事で
貯排水が可能になり同時に、防水層を保護するとが出来ます。
この設備により良い通気層が出来るので、植物の育成を促す事が出来ます。
培養土の上にマット植物をデザインに沿って置いていきます。
マットプランツは25㎝角なので
デザインも簡単です。
1㎡=16マットです。
マットプランツを育成用のトレーから外したら『植える』ではなく
『置いていく』感じで大丈夫です!
簡単ですね!
根はなるべくなら
崩さずに植えましょう。
タマリュウが植え終わり
タイム・ロンギカウリスも半分くらいまで植え終わってきました。
5名で5時間。
完成しました。
隙間が出来ない様に置いていくと
仕上がりが綺麗で
雑草も生えにくくなります。
熱かった折板屋根ですが、
夏場のクーラーの効きが少し良くなったそうです。